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だいじょうぶせっけんに使われているシルク,3つの秘密。
2021年6月22日投稿
こんにちは。
だいじょうぶ社では先日シルクの養蚕(カイコを育てる)
農家さんにお邪魔してきました。
今から60~70年以上前には日本の経済を支えていた養蚕業も廃れ、
今では日本でも養蚕農家は少ないながら、
生産を続けている方がいます。
農家さんにお手伝いに行ってきました。
カイコの主食はクワ科の植物の葉になります。
桑の葉はカイコ以外の動物では人間くらいしか食べません。
不思議ですよね。
理由は、血糖値上昇を抑えてしまうためと言われています。
血糖値を上げる=エネルギーを作り出すことになります。
自然の考え方は行動するエネルギーを作り出すために食べるため、
自然の摂理からすると反しています。
人間はダイエットや健康のために摂取しますが、
カイコは特殊な酵素をもち
クワ科の植物の葉をエネルギーに変えることができます。
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カイコのシルク繭を使ったシルク石鹸がもつ
3つの秘密を紹介します。
だいじょうぶ社のシルク繭はどこのもの?
どんなシルク繭を使っているの?
なんでこのシルク繭を使うのか?
安心のだいじょうぶ社のシルク石鹸。
だいじょうぶ社のシルク繭はどこのもの?
シルク繭はシルクの糸にするためにもともと育てられています。
しなやかなシルクの糸を作る工程でどうしても廃棄する部分が出ます。
また自然のものなので、
形がいびつなものや糸にできない繭ができます。
このような廃棄されるはずだったシルク繭を使っています。
廃棄されるシルクだからといって品質が落ちることはありません。
シルクのタンパク質を使うときにはシルク繭を溶かしてしまうので
見た目は関係ないからです。
なぜこのようなシルクを使うのか?
3つの秘密があります。
1.作ってもらった生産者に感謝したい。
2.カイコが命をかけたものを無駄にしたくない。
3.石鹸用に原材料を作らないから環境に無理をさせないことをしたい。
作ってもらった生産者に感謝したい。
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養蚕業はまだまだアナログな部分が多いのが現実で、
重労働も多いのが現実です。
カイコの健康チェック、
餌を1日多いときには4回前後与える必要があります。
餌の桑の葉は新鮮なものをカイコが好みます。
24時間の監視が必要なカイコを育てて、
作ったシルク繭を生産している農家さんに感謝しています。
また捨ててしまう部分に新しい価値が出ることは
農家さんに収入にもなります。
カイコが命をかけたものを無駄にしたくない。
カイコの一生のうちシルク繭を作るのは1度しか作れません。
誰から教えられるわけでもなく、
カイコ自身が蛹になるために作ります。
シルク繭作りに失敗してしまうとカイコは死んでしまいます。
失敗したものがあっても、
そのシルク繭を作ろうと頑張ってくれたカイコには感謝し、
命を無駄にしたくないために使用します。
石鹸用に原材料を作らないから環境にやさしい。
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すべての商品には原材料があり、それを加工して商品にします。
その原材料が様々工夫したり、特別なものを使っています。
しかし、商品のために原材料を作るときには
廃棄されるものが出てきます。
野菜にしても、魚にしても様々な規格外があります。
その規格外をあえて使うことで、
環境負荷を減らして地球にやさしい物作りを
考えていくことが必要だと思います。
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安心のだいじょうぶ社のシルク石鹸。
だいじょうぶ社のシルク石鹸のシルク繭は国産のものを使って、
廃棄されていたものに新しい価値を見出して作っています。
職人が手作りで丁寧に作るシルク石鹸に使われている
シルクタンパク質(水溶性フィブロイン)は
手作りでしかできない濃い濃度のものを多く使っています。
環境負荷にもやさしく、
人の肌にもやさしいシルク石鹸を作っています。