赤ちゃんのスキンケア、注意しないといけない3つのポイント
2021年9月10日投稿
赤ちゃんのスキンケアはパパママがとても気にしていることです。
赤ちゃんの肌はとってもデリケートです。
急に赤みや湿疹が出て、驚いてしまうことも多いはず。
今回は、赤ちゃんの肌を守るための注意しないといけない
3つのスキンケアポイントをご紹介します。
【赤ちゃんスキンケアの基本、洗浄ポイント】
スキンケアの基本はキレイにすること。
汚れや余分な老廃物をしっかり落とすことです。
できるだけ肌に刺激をあたえないように気をつけながら、
しっかり石けんを泡立てて、泡でやさしく汚れを落とします。
ポイントはなるべくこすらない、動かさないことがポイント。
赤ちゃんの皮膚は薄く、大人の半分くらいしかありません。
刺激には非常に敏感です。
泡で洗うときには手をすりあわせて
少し泡立てる程度では石けんの濃度が濃すぎて、
すすいでも洗浄成分が肌に残ってしまう可能性もあります。
泡立てネットを使って、つぶれにくい泡を作り、
泡を手にとって、なでるように洗ってあげましょう。
しっかりとした泡で洗えば、
手でやさしく洗うだけで十分に汚れは落ちるものです。
洗う際には特に耳の後ろや首やひじ、
指の間等のしわ部分は汚れが
たまりやすいので洗うときは忘れずに。
また少なくとも2歳頃までは、スポンジやタオルなどで洗うと、
肌への刺激が強すぎるのでオススメできません。
ガーゼは肌にやさしいからと思っているかもしれませんが、
こすると強い刺激をつくる素材ですので、
洗う時には決して使わないようにしてください。
洗浄成分は無添加と考えて作られているものを使うほうが安心です。
赤ちゃんの肌は刺激には弱いため、
人工保存料・香料の入ったものはなるべく避けるようにしてください。
【最も重要な保湿ポイント】
赤ちゃんの保湿は重要なポイントです。
皮膚には、角層(表皮の一番外側の層)にバリアが機能しています。
このバリアによって、水分の過剰な蒸散や刺激から皮膚を守っているのです。
赤ちゃんは大人の半分しか角層の厚さがないため、
バリア機能も弱いため外部刺激に弱いです。
皮膚が乾燥してしまうと、「ドライスキン」という状態になり、
この角層のバリアが正しく機能しなくなります。
初期症状として皮脂欠乏症(ひしけつぼうしょう)
(肌の表面がカサカサの若干ひび割れた状態で、
鱗粉のように白い粉が吹いてしまう状態)
になってしまうこともあります。
対策としては保湿剤を使用することです。
保湿剤は水分の蒸散を適度に抑え、乾燥した皮膚に水分を与えます。
保湿剤はさまざまなものがあります。
乳液タイプ、クリームタイプ、ワセリンなどです。
ワセリン>クリーム>乳液この順番で油分が少なくなります。
保湿剤は油分で肌の水分蒸発を適度に抑える蓋の役目になります。
ここで2つのポイントがあります。
1、塗り方
保湿剤を塗るときの塗り方にも注意をしましょう。
【塗布】
・一方方向
・優しく肌の上に置くようなイメージで薄く伸ばして塗る。
【塗擦】
・何度も往復させる
・ある程度力を入れ内部に浸透させるイメージで塗る。
赤ちゃんの保湿剤を使うときには肌に塗布するようにしてください。
2、保湿剤を1度に大量に塗りすぎないことです。
赤ちゃんの肌に合うやさしいクリームやローション、
オイル等を使って全身を保湿することが大切です。
保湿は1日2~3回程度、
お風呂上りやお着替えの時間に塗るのがオススメですが、
生活スタイルにあわせて工夫してみて下さい。
赤ちゃんの乾燥が気になるときにはこまめに塗ってあげましょう。
保湿するときには2つのポイントは必ず守ってください。
洗ったり拭き取ったりすると保湿剤がとれてしまうので、
お風呂の後、口の汚れを拭き取った後、
おむつ替えでお尻を拭き取った後などは、毎回その都度保湿しましょう。
大人の保湿剤では、赤ちゃんには成分が強く刺激になってしまうことがあります。
保湿する際は赤ちゃん専用のものを使用してください。
【紫外線の防ぐポイント(紫外線防御)】
紫外線は肌の大敵です。
紫外線は体内で活性酸素をつくりだし、
それが刺激となって様々な肌トラブルを生みます。
抑えておきたい3つのポイントを紹介します。
1.基本的な対策を行う
- 紫外線が強い春から秋の午前10時~午後2時ごろは、
できるだけ長時間戸外にいないように心がけましょう。 - 紫外線は室内でも入ってきます。
ですので紫外線を軽減するような肌着やウェアを着用するのがオススメです。 - 帽子をかぶり、衣類は肌の露出が少ないものを選びましょう。
- お出かけや遊ぶ際は、できるだけ日陰を選んであげましょう。
2.日焼け止めを塗る
- 必要に応じて乳幼児用の日焼け止めを塗ってあげましょう。
ノンケミカルのものを使いましょう。
特徴は酸化亜鉛や酸化チタンなどの天然由来成分の鉱物が紫外線を乱反射し、肌に当たることを防ぎます。 - 2~3時間ごとに塗りなおすのがポイントです。
- 顔に塗るときは、両頬、おでこ、鼻の頭、
あごに適量を置いて塗り残しがないようにやさしく伸ばします。 - 腕や足など広範囲に塗るときは、塗る部分に線をかくように出し、
手のひら全体を使って大きく塗りのばします。一方方向に薄く伸ばすことを意識してください。 - 湿疹があるときに日焼け止めを塗る際は、医師に相談しましょう。
3.日焼け止めを洗い流す
- 洗浄料を使って、日焼け止めが肌に残らないように洗い流しましょう。
- 洗ったあとは、タオルを使って水分をふき取るのも忘れずに。
毎日スキンケアを続けるのは大変かもしれません。
スキンケアをすることは赤ちゃんの肌とパパママの肌が触れ合う貴重な時間です。
スキンシップは最も重要なコミュニケーションです。
赤ちゃんにやさしく話しかけてスキンシップをはかりながら、
スキンケアをしてあげましょう。